『面長だろうと、顔長だろうと、ジェットヘルメットはゆずれない!』
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私はどちらかというと面長です。これまで生きてきて、自分の顔や頭の形を必要以上に気にしたことや、ましてやコンプレックスに感じたことはあまりなかったのですが、20年振りにリターンライダーになった今、「できれば、もうちょい丸顔タイプだったらよかったなあ・・・」と思うようになってしまいました。
なぜなら、『面長タイプの人間は、バイク用のジェットヘルメットをおしゃれに被るのがむずかしいから』です。私が購入したバイクはシングル単気筒のオールドルックス系で、「このバイクには絶対ジェットヘルで乗りたい!」と意気揚々とおしゃれメーカーのジェットをネット購入して被ったのですが、鏡を覗いた時、そこに写っていたのはまさに「マッチ棒人間」でした…。
今回はそんな面長の私が、ジェットヘルメットを違和感なく被るためにあれこれ考えて、8つの対策を書いてみました。ヘルメット購入を検討している方の参考になれば幸いです。
面長タイプの人はなぜジェットヘルメットが似合わないのか?
そもそも、面長な人がジェットヘルメットをかぶるとなぜ変なのか?丸顔の人と何が違うのか?について考えてみます。
実際、私自身があまりに似合わなさすぎて、購入したジェットヘルメットを妻(丸顔)と弟(丸顔)に試しに被ってもらったのですが、違和感なく、おしゃれに被れていました。JS規格のヘルメットなので帽体もそれなりにボリュームがありましたが、私のように「マッチ棒人間」にはなりません。
なぜでしょうか?
↓下図をご覧ください(わかりやすく極端に図解しています。粗末なもので恐縮です)

【丸顔の人】(図の左)
ジェットヘルメット=丸い
+
丸顔=丸い
↓
◯と◯で、親和性がある。顎がはみ出にくい。多少帽体が大きくても、しっくりくる。
【面長の人】(図の右)
ジェットヘルメット=丸い
面長=楕円もしくは長方形
↓
◯と楕円・□で相性が悪い。
◯はより大きく丸く、楕円や□はより長く、角張って見える。
お互いの特徴、存在感を強調し合ってしまう。
そして、口から下、顎部分がより目立つ印象になり・・・
↓
マッチ棒人間の完成!!
丸いヘルメットと縦長、面長の顔面は相性が悪いうえに、
顎部分がオープンになっているジェットヘルメットでは、顔面の下半分のはみ出ている印象が強調され、ヘルメットだけ浮いているような違和感、つまり「マッチ棒」になってしまうのではないかと推測します。

それでもジェットを被りたい!面長の人がジェットヘルメットをかぶるための対策8選
では、面長な人はジェットヘルメットを諦めて、せっかく買ったヘルメットを返品したりメルカリに出品したりするしか道はないのでしょうか。
私自身、オールドルックスタイプのバイクに乗るならやはりジェットが一番しっくりくると感じており、できるだけ不自然にならずに被れるコツを色々と考えてみました。
⑴プレーンなカラーデザイン、膨張色をさける
私が買ったジェットヘルメットは、アイボリー1色で、ラインや模様のないプレーンなデザインでした。シンプルで良いのですが、これだとヘルメットのツルッとした丸いシルエットや、のペーっとした存在感がより強調されて、頭でっかち、マッチ棒感がさらに増してしまいます。
プレーンなデザインや膨張色を避けて、ブラックやブラウン、紫やブルーなどの「収縮色」と呼ばれるカラーを選び、さらにラインが入ったデザインを選ぶことで、引き締まった視覚効果が得られるかと思います。
私も、購入したのがプレーンなアイボリーでなければ、少しはマッチ棒感が軽減していたかもしれません。
(ちなみに赤やオレンジといった暖色系のカラーも膨張色となるので注意が必要です)

TT&COのスーパーマグナム
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⑵サングラスをかける
そもそもバイク用ヘルメットとは「非日常」的アイテムです(家の中や、近所の散歩でメットかぶる人はいない)
つまり「ヘルメットが似合う」なんて人は、めちゃくちゃ小顔なモデルや芸能人を除けば、ほとんど存在しないのが現実なのです。普通の人はヘルメットだけポンっとかぶると、どうしても「異物感」が出てしまう。ならば、別の「非日常的アイテム」によって、ヘルメットの異物感を『中和』してしまおうという方法です。
サングラスをかけることによって、その存在感がヘルメットの異物感を少しだけ下げてくれます。紫外線のダメージや眩しさからも守られます。サングラスは「非日常」というほどのアイテムではないですが、そのぶん手軽にできる対策だと思います。
⑶バイク用ゴーグルをつける
こちらもサングラスと同じく「別アイテムでヘルメットの異物感を和らげる理論」です。しかもゴーグルはメットの帽体にかけることができます。ゴーグルという視覚情報を一つ増やすことによって、ヘルメットの丸くてプレーンなシルエットにアクセントが加わります。
↓こちらはTT&カンパニーのジェットヘルメットとゴーグルの着用ショート動画ですが、規格OKの帽体にもかかわらず全体の一体感があり、めちゃくちゃおしゃれです。
https://youtube.com/shorts/ruNEB52E7ms?si=STXH4-zy9HJxgQgb
(↓TT&COのゴーグル。デザインが良すぎる)

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(個人的にはレッドがすごく素敵だと思います。フィルム部分はパーツ交換可能!)
⑷ヘルメットにシールドをつける
これは実用を兼ねた、かなり一般的な方法だと思います。シールドを装着して、覆ってしまえば、顔の形はほとんど影響がなくなって、どちらかというとフルフェイスに近い形態となります。つまり「ああ、ヘルメットですね」という印象となるわけです。
ジェットヘルメットが似合わない、違和感となる原因の一つに、
「カジュアルに、自然に、私服の延長のように被れるジェットヘル」という先入観、期待感と現実とのギャップがあるのではないかと思います。
シールドをつけることで「ヘルメットはヘルメットでしょ」という大前提を思い出させるような感じです。ただ、これではジェットヘルメット特有のカジュアル感、視界の広さ、開放感からはやや遠ざかってしまうかもしれません。
⑸バイク用フェイスマスクを着用する
「マスクイケメン」「マスク美人」という言葉が一時期は流行りましたが、あれはマスクによって(鼻や口の形だけでなく)顎のラインが誤魔化せていたから…ではないでしょうか。
バイク用のフェイスマスクを身につけて、それと同じ効果を得ようという方法です。
夏なら紫外線も避けられますし、接触冷感機能があれば涼しさも担保できます。ペイズリー柄などはジェットヘルメットともコーディネートしやすいと思います。

逆に冬は、ネックウォーマーを身につけたり、大判のマフラーやストールをぐるっと巻くことで顎〜首元にボリュームが生まれ、全体的なバランスが取れるようになると思います。
⑹内装を削り、深く被れるようにDIYする【非推奨】
ジェットヘルメットの内部、インナーシェルに使われている発泡スチロールを、電動ヤスリやサンダーを使って削り、深く被れるようにするという方法です(ネットで「ジェットヘルメット 内装 削る」と検索するとDIYしている動画がいくつか出てきます)
内装を削るのですから、当然ヘルメットの防御力は弱まり、いざという事故の時、安全規格に基づいた効力は発揮されません。極めて危険なため非推奨です。
「それでも俺はジェットを格好良く被りたいんだ!」という強い意志をお持ちの人のみ、自己責任でチャレンジしてみてください。
⑺装飾用ヘルメット【非推奨】
世の中には「装飾用ヘルメット」という商品が存在します。その商品説明には「公道での使用はできません。観賞用、装飾用としてお使いください」などと書かれています。・・・ドラマやテレビの小道具ならまだしも、一般の人がヘルメットを棚に飾るためだけにわざわざ買うわけがありません。要するに、この説明文は「帽体が小さく目深にかぶれるけれど、安全規格を満たさないヘルメット」をおおやけに販売するための抜け道文句なのです。
安全よりも見た目、格好よさを重視するというイカれた人たちの需要に答えるために、メーカーは「あくまで装飾用ですよ」という建前で売っているわけです。

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(人気メーカーのオーシャンビートルのジェットヘルメット。目深にかぶれて、頭でっかちにならず、確かに格好いい。250ccで下道しか走らないならアリなのか…?とも思ってしまうが)
実際、ビンテージバイクや年代物のハーレーなどを愛好するバイカーたちは、こういった装飾用ヘルメットを身につけている姿をネットでもよく目にします。安全やルールよりも、自由と、自分好みのスタイルを重視する人たちです。これも内装DIYと同じく、自己責任でやる分には問題ありません。ただ、事故の時の保険適用にも影響するという話もあるので注意が必要です。
一方で、『フルフェイスヘルメットさえ被っていれば100パーセント安全なのか?』というとそうでもなく、頭が軽くて視界の広い装飾用ジェットヘルメットは、走行中の周囲の状況を鮮明に感じられて、事故を回避するという予防面ではある意味、優れています。また芸人の千原ジュニアさんの体験談では「事故った時、もしフルフェイスだったら、首ごと持ってかれて首の骨折れてたわ。半ヘルやったから助かった」という発言もされたとかされないとか。
⑻そもそもジェットヘル以外に合うバイクを選ぶ
多くの人はバイクを買おうと考え始めた時、「何のバイク乗ろう?」「この車種がいいかも」と、まずは「バイク本体」についてネットを見たり、バイク屋をのぞいてみたりすると思います(この時間がある意味で一番楽しいわけですが)
そして、購入の目処がある程度立ってきてから、ヘルメットやグローブ、もしくは防犯用品について考え始める人が多いのではないでしょうか?
私はまさに、その順序で動いていたら、「ジェットヘルメットが合う車種を買ったのに、自分の頭にはジェットヘルメットが似合わない…」という状況に陥ってしまったわけです。
ならば、そもそも最初からジェットよりもフルフェイスが似合うバイク、たとえばフルカウルのスポーツタイプも範囲にいれてバイク探しをする、というのはどうでしょう?
バイクというのは不思議なもので、最初は「ぜったいこの車種がいい」とか「アメリカンに乗りたい」と、こだわって心に決めていたとしても、その多くは想像上の憧れや先入観がそうさせているだけで、
実際にバイク屋を巡って実車をいろいろ眺めるうちに、まったく真逆のタイプのバイクが良いと思えてくることがあります(私も最初は「SR400やエストレヤみたいなオールドルックスの単気筒が良いな」と思っていましたが、色々と見るうちにCBR250RRやNINJAのようなスポーツタイプもすごく素敵だと思うようになりました)
「ヘルメットのために買うバイクまで変える」という極端な話ではなく、やはりバイクという乗り物はライダーと単車がニコイチで完成するものですから、バイク本体を検討する段階で、ヘルメットなど装備のこともトータルコーディネイトで考えておくと失敗が少なくなるかも、と思うのです。
まとめ
長くなりましたが、ぜひ自分が納得できる方法で、格好良くジェットヘルメットを被るヒントになれれば幸いです。ポイントとしては、バイク買う前に、一度「にりんかん」や「南海部品」などバイク用品にも足を運んでいろんなヘルメットを試着することだと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。