『バイクの盗難対策なんて、できることなら考えたくもない』
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約12年振りにリターンライダーとなりました。ツーリングに行ったりキャンプしたり自分好みにカスタムしたり・・・行動範囲も広がり、やりたいことの想像ばかりがふくらみますが、まずは「守り」を固めたいところ。そう、バイクの盗難対策です。
私は賃貸マンション住まいで、車庫やレンタルガレージもありません。屋根なし、野晒しという「かなり無防備な駐車環境」において、できる限り効率良く防犯できる方法(ロックを4個も5個も使うのはバイクに乗ることそのものが億劫になってしまう)を紹介します。
- バイク盗難が発生する場所の第1位は「マンションのバイク置き場」
- マンションのバイク置き場における盗難対策のポイント3つ
- 地球ロック、アラームディスクロック、バイクカバーを組み合わせて効率良く防犯する
- それでも不安な人はバイク盗難保険を検討してみる
バイク盗難が発生する場所の第1位は「マンションのバイク置き場」
警視庁のデータによりますと、バイク盗難が発生する場所のおよそ6割が「住宅街」となっており、さらに3割以上を「中高層(4階以上)の住宅」が占めています。
1位 住宅 中高層(4階以上) 36.1%
2位 その他住宅 18.8%
3位 道路上 15.4%
4位 一戸建て住宅 12.5%
私の住まいは5階建ての集合住宅。バイクはマンションが定める敷地内のスペースに停めており、まさにこの1位の条件【住宅 中高層(4階以上)】に当てはまっています。
もしもこれがマンションの地下だったり、奥まった場所で塀に囲まれていたりすれば、多少は安全度が増すかと思いますが、
私の場合は屋根無し、塀や囲いもなし、マンションの余ったスペースを苦し紛れに貸し出しているようなバイク置き場なのです(それでも月3000円の駐輪代を払っていますが…)
さらに道路に面していて、愛車は外部から丸見え状態。これは一刻も早く対策せねばと考え、3つのポイントを意識して防犯ロックを用意しました。
マンションのバイク置き場における盗難対策のポイント3つ
もし自分のバイクが盗まれたら・・・そんな不安に駆られると、とにかく高価でも良いから(10万円近くするロックも世の中には存在する)強力なロックを用意して、複数使って、厳重にやらなくてはと、あれこれと手を出してしてしまいそうになりますが、ポイントを押さえて効率良く防犯しましょう。
ポイントは、
「時間をかけさせる」
「犯行を目立たせる」
「そもそもターゲットにさせない」
この3つです。
⑴地球ロック(時間をかけさせる)
どれだけ強力なチェーンロックやワイヤーロックを使ったとしても、ただ車輪を通しただけでは、プロの窃盗団によってクレーンでバイク車体ごと持ち上げられてしまうリスクがあります。
よって、「地球ロック」することが非常に重要です。
私は長さ2メートルのチェーンロックを使い、『バイクの前輪⇆駐輪場の柱』を繋いでいます。

もちろん、このチェーンだって切断されてしまえばアウトなのですが、
A 複数人でバイクを持ち上げトラックに積む。
B チェーンを切断してから、複数人でバイクを持ち上げトラックに積む。
このBの「チェーンを切断する」という一手間、ほんの少しの「面倒臭さ」がとても大事です。窃盗団は時間がかかるのを嫌がります。ぱっと見の印象で「ちょっと面倒だな」と思わせて、とにかく「目をつけられないこと」がポイントとなります。
私が使用しているチェーンロックはこちら
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カエディア(Kaedear)の径8ミリ、長さ2000mmタイプ。ある程度の長さがあるほうが、地球ロックするのに融通が効きます。
⑵アラーム付きディスクロック(犯行を目立たせる)
窃盗犯が「時間がかかること」と同じくらい嫌がることは「目立つこと」です。
振動を感知して大音量のアラームは発するディスクロックを使っています。

コミネのアラームディスクロック【LK-122 】
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ロックした状態で振動を感知すると警告音 → その35秒以内にさらに振動が加わると110dbのアラームが鳴り響きます。
110dbがどれくらいかというと・・・
- 近距離での車のクラクション
- 耳元での大声
- 工事現場のリベット打ち
- ヘリコプターの近く
- 政治団体の宣伝者
と同等の音量となります。
とてつもない音量ですが、このロックの良い点はこの110dbの大音量アラームがいきなり鳴るのではなく、1回目の振動に対しては、まず警告音で威嚇できるというところです。盗難でなくとも、悪戯や、カバーを無理やりめくって車種を特定しようという窃盗犯の下見に対する防御にもなります。
またロック自体もコンパクトなので、ツーリング先や街中で駐輪する際にも持ち運べるので大変重宝します。
⑶バイクカバーを使う(狙われにくくする)
プロの窃盗団というのは住宅街など地域を回りながら、「盗みやすそうなバイク」を探しています。そんな「下見」時に、パッと目についたバイクが人気車種で、しかも防犯ロックなどされていない状態であったなら・・・絶好のターゲット候補としてチーム内で情報共有させられてしまうはずです。
カバーを被せていたとしても、めくって中を見られれば車種を特定されてしまいますが、先述したように、窃盗犯はとにかく目立ちたくありません。バイクカバーの中をジロジロ覗き込む様子はバイクの持ち主だけでなく、近所の人や通行人に対しても大きな違和感を与えます。カバーをめくる一手間と、それに伴う周囲にバレるリスクによって窃盗犯を牽制できます。
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(私が使用しているバイクカバーはチェーンロックと同じくKaedear(カエディア)のもの。ロックの通し穴が大きく太めのワイヤーロック、チェーンロックでも問題なく通せます)
カバーの前後に専用穴が開いているタイプなら、チェーンロックやバーロックを通して、カバーをめくりにくくできます(私は前輪側にカエディアのチェーンロック、後輪側にはレッドバロンのバーロックB L-10を使用しています)
無理矢理に中を見ようとカバーがバタつけば、先述したディスクロックが振動を感知してアラームを鳴らす、という2弾構えの算段です。
防犯とは話が逸れますが、私のように屋根なしのバイク置き場においては、雨風はもちろん、直射日光から車体を守るためにカバーをかけるのがベターです。紫外線による塗装やゴムパーツへのダメージは計り知れません。
地球ロック、アラームディスクロック、バイクカバーを組み合わせて効率良く防犯する
ロックは強固であれば強固であるほど、そして数が多ければ多いほど、窃盗団は嫌がります。ターゲットにされにくくなり、実際に犯行に移されても周囲から見られる確率が上がり、防犯効果は高まります。
しかし、バイクに乗るたびに3つ以上のロックを解錠したり施錠したりというのは、やはり手間です。土日ライダーならまだしも、通勤で毎日乗る人には現実的でありません(出発時間が遅れて、急いだ運転は事故にもつながってしまいます)
だから、
- 切断せざるを得ない地球ロック(プロが一瞬で切れるとしてもその一手間をかけさせることが大事)
- 周囲にバレるアラームディスクロック
- そもそも狙われにくくするバイクカバー(屋根なし環境ならバイクの保護のためにも重要)
属性の違う3つを組み合わせることで、手間と防犯力のバランスが取れた状態を生み出すのがベターかと思います。
それでも不安な人はバイク盗難保険を検討してみる
とはいえ、世の中に絶対はありません。プロの窃盗団が本気を出せば、どれだけロックしてもやられる時はやられてしまう可能性は常に有ります。人気車種に乗っている人ならなおさら。
そんな時のためにバイク盗難保険が存在します。私はレッドバロンで中古の車体を選びましたが、購入のタイミングと同時に、レッドバロンの盗難保険に加入しました。よって、私が使っているロックの数は正確には3つです(①チェーンロック②アラームディスクロック③レッドバロンの盗難保険専用バーロック)
こうやって、バイクの防犯について長々と書くことができてしまうこと自体、悲しいことなのですが(バイク窃盗の刑がもっと重くなれば良いと、本気で思います)
バイクを愛する人々が、できる限り不安なく、楽しくバイクを所有し、乗ることができる世の中が来てほしいです。