考砂のブログ

日々の思考さらさらと

デイトレで指値を上げてしまう心理について深掘りしてみた

デイトレ初心者です。

今試しているスタイルは、逆張り待ち伏せ

前日夜の分析と、寄り付き前の状況で、指値は前もって決めます。

指値に刺さった後の利確の位置、ロスカットの位置も決めます。

 

「あとはプラン通りトレードするだけ」

 

そう決めたはずなのに

いざザラ場で株価が上昇していくと

「このままの指値じゃ刺さらない…ちょっと上げちゃおう」

と訂正注文、じわじわと指値を上げていき、場合によっては10ティック以上も高くなっている。

結果、貫かれたり、

たとえ貫かれなくても、もっと利幅とれたところが微益や同値撤退で終わってしまう。

 

「自分が決めたプラン通りにトレードできないのは、もはやトレーダーとしてのスタートラインにすら立てていない」

 

と言うのはトレーダーのシンジさんの言葉ですが、

まさにその通り、これではギャンブルと何ら変わらない

とはいえ、

そんなスタートライン以前にいる自分をまず認め、客観視したい。

なぜプラン通りにトレードを遂行できないのか、

なぜ前もって決めた指値を放り出して、高い位置で差し直してしまうのか、

その原因を根本的なところから書き出してみようと思う。

 

 

デイトレ待ち伏せ指値をどんどん上げてしまう原因を深堀りしていく

 

その日がノートレで終わってしまうことに、我慢ができない。

待ち伏せスタイルは、値が落ちてこなくて、指値が刺さらない可能性もじゅうぶんある。その前提で選んでいる手法なのに、

「エントリーしたい!」という気持ちが勝ってしまうわけである。

刺さらないなら刺さらないで良いのです。だって損しないんだから。

 

なぜ、そんなに「エントリーしたい」のか?

・エントリーできない → トレードできない →   勝ち負けがない

負けることもなければ、勝つこともない。

つまり、「勝てない前提のノートレなんてやってられない!」と

思ってしまっている。

さらに私は会社員で兼業トレード、週2回できれば良いほう。

「数少ないチャンスを何もしないで終わるなんてできない」その気持ちも乗っかってくる。

 

つまり「すぐ結果を出したい」それに囚われている。

利益を出したいのはもちろんだが、

「俺はデイトレで勝てるんだ」と言う自信、

「トレーダーとして成長できているんだ」と言う実感を求め過ぎている(ノートレでは訓練にならないと思い込んでいる)

そして、

「会社に社員として所属しなくても、デイトレ+副業+時短の雇われ仕事=生計を立てる」

この目的に向けて、生き急ぎ過ぎている。

 

「今の生活は社員としての収入で保たれている」事実から目を背けない。

上記の目的そのものは、目指すべき価値があると信じている。

しかし、今の現実を見よう。毎月の給与があるからこそ、人並みの生活、貯金、そして余った資金でデイトレの練習ができる。

まず、今の仕事をコツコツ頑張るべきだ。雇われである以上、理不尽なこと、うまくいかないことは発生する。そんなのは日常茶飯事。

土台が崩れてしまっては本末転倒、目的も何も消え去ってしまう。

全くもって、当たり前のことを書いているのだが、

トレードというのはそんな当たり前の感覚さえ忘れさせる魔力がある(魔力なんて非科学的な単語を使ってしまうあたり、まだまだ危険である)

 

「エントリーできるか」「勝つか負けるか」ではなく、自分の分析の答え合わせを重要視する。

前日夜、寄付前の自分の分析がどう転んだか?それが最も大事なこと。当たったならなぜ当たったか、外れたならなぜ外れたかを繰り返していくしかない。

 

いわゆるポジポジ病の原因には、誰もが共通する部分と、個人ごとに違う部分がある

万人に共通するのは「勝ちたい」「負けを取り返したい」「スリルが欲しい」など。

一方、人それぞれ違う部分は、

「トレードを通じてどうなりたいか?」

その問いへの確固たる答えがあるかどうかで変わってくる。

「そりゃあお金を稼ぎたいからでしょ」

そのとおり。もしトレードの勝ち負けがお金と関係なかったら、私は挑戦していない。

では、

お金を稼いでどんな自分、どんな人生にしたいか?

そのイメージが強固でなければ、トレードにおけるプランは容易く崩れてしまうだろう。