新卒入社した会社を4ヶ月で退社。
4月に入社して、8月に辞表を出したので、勤務期間はわずか4ヶ月ばかり。
2005年卒で、今は2024年。あれから実に19年の月日が経った。
42歳になった現在の私は、それなりに楽しく生活している(あくまで主観だが、主観は大事である)
長々と自分語りするのも何なので、
辞めてしまった理由を、一気に過剰書きしてみようと思う。
新卒4ヶ月で辞めるに至った経緯、理由。
- 学生の時点で、そもそも『社会人なんて絶対にやりたくない』というダメ根性が根底にあった。
- よって、就活にも身が入らず、自己分析と企業分析を怠った。
- 「クリエイターになりたい」という気持ちはあったが、就職せずに好きなことで食っていく決意をする勇気はなかった。
- 作品を売る仕事として、舞台制作会社の営業に就職。
- つまり「やりたいことで生きるなんて無理。でも好きなことには片足を突っ込んでるよ」…そんなスマート?な自分を周囲に見せるための就職だった(今思えば反吐が出るほどの中途半端さ)
- そんな気持ちで入社して、仕事に身が入るわけがない。
- 上司や先輩との付き合い、取引先とのコミュニケーション、同僚との競争などなど…新社会人なら誰もがぶつかり、2〜3年かけてなんとか乗り越えていく壁に、立ち向かうことをせず、逃げた。
- 先輩や上司は皆優しかった。パワハラらしいこともなかった。
- 待遇は確かに良くなかった(週休1日、手取り13万、営業車は自家用車を持ち出しなど)
- ただ、企業分析の時点である程度わかっていたはず。何より業界の内情を鑑みれば安月給なのは明らか。全て私の準備不足、想定不足によるもの。
…ざっとこんなところだが、書きながら当時の自分の愚かさに身がよじれそうになる。
ただ19年も経つと、それなりに客観的に書けるものだ。
自ずと「こうすべきだったな」と今だからこそ気づくこともある。
過去は変えられない。けれど今現在、新卒で入った会社に不安や迷いを感じている人の、ほんの1ミリでもヒントになればという思いもあり、この文章を書いている。
新卒4ヶ月で辞めてしまった19年前の自分に言ってやりたいこと。
- 「やりたいこと・好きなこと」を仕事に求めるのはそんな簡単なことじゃない。
- 本当にやりたいことがあるなら、就職という選択肢を一度棚上げし、期間を決めて(3年とか)徹底的に挑戦してみたら。
- 若ければ、アルバイト雇用でもやりたいことの業界に身を置ける可能性が高い。低収入かもしれないが、働きながらスキルや知識を得ることもできる。
- 業界じみたものでなく、普通のバイトでも良い。20代後半なら正社員経験なくても、再就職なんとかなる。
- 実家に居れるなら、それも良い。30歳までに独り立ちすれば十分。
- バイトしながら家計に少額でもいいからお金を入れて、時間を味方につける。やりたいことにとことん集中できる環境を作り、3年間やってみる。
- もしくは全く逆の方向で、仕事は仕事と腹を決め、就活をしっかりやって、やりたいことは余暇や社会人サークルで取り組むだけでも、日々の生活は楽しくなるかもしれない。
- 「やりたいことがあるけど、挑戦は怖い」「とはいえ社会人なんてできない」という自分の中途半端な内面を、「好きな業界でサラリーマンやってます」という耳障りの良い言葉で、蓋をするな…!(これが一番言ってやりたいことだと思う)
…およそ20年前の自分をボロクソに書いてみると、不思議とすっきりとした気持ちになった。それだけ月日が流れたのだろうな、と思う。時間は残酷だが、誰にも平等で優しい。
そうやって4ヶ月で新卒辞めた後は、やりたいことのために上京し、3年経って挫折、30歳手前で再就職、30後半でやはり社会人には向いてないと、小さな事業を始め、無理がたたって体を壊し、現在やっと自分に合った会社に勤めて、それなりに楽しく生きている。
(その辺の話はまた別記事にて…)